ニュルブルクリンクサーキットの魅力!なぜテスト走行はニュルなの?

日本で最も有名な海外のサーキットと言えば、間違いなく「ニュルブルクリンク」でしょう!

よく車の雑誌なんかで「あの新型モデルがニュルでテスト走行」「新型プロトタイプをニュルで激写!」などの記事を見かけます。

 

また、人気レースゲーム「グランツーリスモ」でもニュルのコースを走ることができます。

 

ゲームだけでなく、実際輸入車や国産スポーツカーなどがこぞってニュルブルクリンクでテスト走行を行いますが、一体なぜ「ニュル」なのでしょうか?

 

今回はクルマ好きな人もそうでない人も耳にしたことがあるであろう、ニュルブルクリンクサーキットについてまとめてみました!

ニュルブルクリンクサーキットへのアクセス

フランクフルト空港からニュルブルクリンク google map

まず、ニュルブルクリンクサーキットはヨーロッパのドイツ北部ラインラント=プファルツ州のニュルブルクにあります。

ケルン南方にあるアイフィル高原の山間部にコースを構えています。

 

アクセスとしてはドイツのフランクフルト空港から北西に約160kmで、速度無制限の高速道路「アウトバーン」で2時間前後で行けます。

ちなみにアウトバーンの高速道路料金は無料です。

ニュルブルクリンクサーキットへの旅費

直行便があるルフトハンザドイツ航空

 

日本からニュルブルクリンクサーキットへの旅費は宿泊費と食事代を抜いて、大体20万円前後で行けます。

その内訳はこちら。

 

航空券        15万円前後(羽田〜フランクフルト直行便)フライト11時間40分

レンタカー   2.2万円(コンパクトカー)

ニュル走行費  4.3万円(スポーツカー3週パック)

合計        21.5万円

航空会社や時期、直行便か乗り継ぎかで航空券の料金は前後しますので、ご参考までに。
宿泊費は「何泊するか、どのホテルにするか」で変動しますし、食事代も人によりバラツキがあるでしょうから、今回は計算に入れていません。

ニュルブルクリンクサーキットの歴史

古城ニュルブルク
ニュルブルクリンクサーキットの歴史は古く、ドイツ自動車連盟や政府、地元議員の推薦や支持などを得て1925年から建設がスタートしました。
2年後の1927年に完成しましたので、90年以上の歴史があります!
オープン当初は全長22.8kmあった北コース(ノルドシュライフェ)の改修が重ねられていき、1984年にコース幅やフラットな地形、エスケープゾーンの拡大など当時最高水準の安全性を備えたグランプリコースとして今の形になりました。
歴史あるサーキットですが、実は2012年にサーキットの運営会社が経営破綻してしまいます。
新たにオーナーになったのは、元々株式を80%保有していたロシアの製薬会社「ファームスタンダード」の会長ヴィクトル・ハリトーニン氏です。
ロシアの大富豪である彼は、この買収で株式を99%まで引き上げ正式なオーナーになったのですが、今回株式も含めサーキットに支払った金額は日本円にして約92億円と言われています。

え!?92億円!?サーキットを買うのってそんなにお金がかかるんですね!!汗

 

ちなみにニュルブルクリンクサーキットは、F1GPなどを開催する近代的なGPコース(4.542km)とノ、ルドシュライフェ(北コース 別名オールドコース)の二つのコースから構成されており、通常「ニュル」と呼ばれているのはF1の舞台となるGPコースのほうではなく、ノルドシュライフェ北コースのことを指すことが一般的です。

ニュルブルクリンクサーキットでテスト走行をする理由

各メーカーがこぞってニュルでテスト走行する理由は、様々なポイントがあります。

 

まず重要なのは

  • 公道と同じ舗装
  • 普通のサーキットにはないアンジュレーション(うねり)やギャップ(くぼみ、亀裂)がある
  • 山道のようなワインディングタイプでアップダウンが激しい

 

他のサーキットでは考えられないこのようなポイントが有るのはなぜか?

それはニュルブルクリンクサーキットが誕生するまでの歴史に関係があります。

 

第一次世界大戦で破れたドイツは、アイフェル地方の失業者対策としてニュルの建設人員を募集しました。

つまり、主にニュル建設に従事したのはほとんどが失業者で、しかも重機を使わずに人手のみで作られたのです。

 

ニュルの約2kmのロングストレートも波打っており、(日本では富士スピードウェイの約1.5kmが最長)他にも大きな斜面の付いたコーナーやジャンピングスポットもあります。

少しのミスがクラッシュに繋がる危険なサーキットでもあります。

 

しかし、この様々なハードポイントが車の性能を試すにはもってこいなのです。

ニュルブルクリンクサーキットの魅力

ニュルを走行する日産GT-R

日本のモータースポーツファンからは「ニュル」の愛称で呼ばれています。

ニュルブルクリンクサーキットが日本で有名になったのは、1989年にデビューした日産スカイラインGT-Rが、国産車で初めてニュルでの開発テストを行ったのがきっかけです。

 

しかも、その当時の量産車の最速タイムを塗り替えました!

GT-Rよりも数倍以上高い車体価格のスーパーカーたちを抑えて記録を塗り替えたので、まさしくGT-Rは日本の誇るスーパースポーツですよね!

 

その後、国内メーカーでは日産に続きホンダ、スバル、レクサスなどの一部モデルが最終テストをニュルで行っています。

ニュルでテスト走行をするゴルフ8

あと、ニュルブルクリンクサーキットの魅力はもう1つあります!!

 

各自動車メーカー・タイヤメーカーの開発テストは、どこか1社が専有することができません。

しかも、ニュルのコース脇は誰でも自由に出入りができます。しかも無料で。

 

なので、ボディを一部マスクで隠したりしていても、まだ発売前で開発中のモデルの形や走り、エンジンサウンドなど見放題なんです!

雑誌で「あのニューモデルをニュルで激写!」という記事の真相はこういうことだったんですね。

ニュルブルクリンクサーキットの走り方

まず、ニュルを走行するのに必要な資格は「国際免許証」があれば基本的に問題ありません。

 

日本の普通免許証を持っていれば、最寄りの免許センターで書類を書けば即日発行してもらえます!

旅行者向けのビジターコースがあるので、そちらであればヘルメットやグローブも不要です。

観光客や、時には観光バスがコース内を走っていることがあるので、サーキットと言えど敷居が低いですよね。

 

それでは次に、ニュルの3つの名所をご紹介します!

名所①Caracciola Karussell(カラツィオラ・カルーセル)

 

まずはここ!いちばん有名なスポットです!

急なバンク角が付いた石畳のヘアピンコーナーです!

こんなところをスポーツカーで走ると楽しそうです!

名所②Flugplatz(フルークプラッツ)

ニュルのジャンプスポットの中では一番有名なポイントです。

しかし、ここでの着地に失敗すると即、事故やリタイヤになるので自信のない方は無理にジャンプしないようにしましょう。

名所③Wippermann(ヴィッパーマン)

こちらはブラインド高速S字コーナーです。

先が見えにくいブラインドS字コーナーですが、駆け抜けた後の爽快感はたまらないでしょう!

ビジター向けコースでも充分楽しめる!

ニュルがビジター向けコースでも楽しめる理由は…

①先導車がいない

②追い越しOK

③全開スピードOK

 

日本のサーキットは先導車がいて、追い越しもできなくて結局100kmほどしか出せない…

コースを体験する感じになってしまい、物足りなく感じてしまった人もいるのではないでしょうか。

先頭を走る先導車

ちなみにサーキットを走る車はレンタカーで借りた車でOKです!

でも、せっかくならスポーツカーで走りたいですよね。

ご安心ください。ニュルを走る為のレンタカー屋さんが複数あります!

安いタイプだと、スズキのスイフトスポーツなどもありますし、高いものだとポルシェ911などもあります。

まとめ

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今回は、ニュルブルクリンクサーキットの魅力についてまとめてみました!

今はコロナウィルスもありますので、なかなか海外には行けませんが、落ち着いたら是非ニュルに行ってみたいですね!

 

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