
日本で一番身近な輸入車と言っても過言ではない、フォルクスワーゲンの「ゴルフ」。
今年欧州で販売スタートが発表された8世代目となる「ゴルフ8」が発表されたばかりですが、今回は熟成された「ゴルフ7」の最終型であるゴルフ7.5についてまとめてみました。
中古車専門店である当店にも、少しづつではありますがゴルフ7.5が入荷してきています。
今回ご紹介するのは「マイスターエディション・コンフォート」というグレードで、基本グレードのコンフォートにハイラインのオプションがところどころ追加された限定車です。
VWゴルフの魅力

1937年5月、ドイツのベルリンで創業したフォルクスワーゲン。
あのナチス政権のヒトラーが提唱した「国民車計画」を実行するために、国営会社として誕生したのはみなさんご存知でしょうか?
また、最初に製造されたタイプⅠ(現ビートル)は「フェルディナント・ポルシェ」が設計してます。
名前の通り、あの高級スポーツメーカーである「ポルシェ」の創業者です。確かにビートルの丸目ライトやフォルムは、どこかポルシェと似ているところがありますよね。
初代VW ゴルフは1975年から日本で発売されており、その歴史は40年以上というので驚きです。
売れ行きも好調で、日本国内で売れている輸入車ベスト3に必ず毎年ランクインしてくる人気ぶりです!
直近の2006年〜2015年はゴルフが「国内で売れている輸入車」1位を独占しており、超人気車として10年間トップの座に君臨してきました。
2016年〜2019年にはMINIにその首位を明け渡してしまうものの、その後も常に2位に付けています。
転落の原因としては、MINIがBMWの傘下に入り、ボディサイズの拡大やグレード、ドア枚数などの変更で、グッと時代のニーズに近づき、より魅力的な車になったという影響はあるでしょう。

また、MINIのパワーアップだけでなく、2015年にニュースになったVWグループの「ディーゼル排ガス規制問題」も大きな原因だと言えます。
排ガス規制の数値を超えているディーゼル車を不正に販売したことが発覚し、市場からの信頼を落としてしまいました。
それでもゴルフは、ドイツ車特有のスポーティで少し硬めの乗り味と高い安全性を、ちょうどいいボディサイズと価格で作り込んだ魅力的な一台に仕上がっています。
決して派手ではないが、上質でしっとりした飽きのこないデザインも加わることで、排ガス規制問題や他ライバル車の追従があっても、日本だけでなく世界で売れ続けてきた理由はそこにあるのだと思います。
メーターパネルに12.3インチのディスプレイ

内装でまず目を引くのが、メーターパネル内に設置された12.3インチまで拡大したディスプレイです!
こちらは通常ハイラインやGTI、Rラインなどのハイグレードモデルに標準装備されるアクティブインフォディスプレイというもので、カーナビのマップ情報を表示することができます!
マップ表示と同時に速度計とエンジン回転数も表示できるだけでなく、なんとオーディオ情報を見ることもできます!
この機能はアウディやティグアン、パサート等にも採用されており、オプションで追加する場合は17万円ほどの価格です。
また、中央に設置された純正ナビDiscover Pro(ディスカバープロ)も8インチから9.2インチに拡大されました。(オプション価格は約22万円)
この新型ディスカバープロは全面フラットのタッチスクリーンになり、画面の前で手のひらを左右に動かすことでメニューの変更ができる「ジェスチャーコントロール機能」も搭載され、こちらはVW初の機能です。
この2つのディスプレイで、一気に高級感や先進テクノロジーを駆使した雰囲気が出て「ああ、イイ車に乗ってるんだ」と気持ちが高まりますよ!笑
歩行者検知機能などの追加で安全性が向上

従来は自動ブレーキ(プリクラッシュブレーキシステム)を搭載していたゴルフですが、歩行者検知機能が追加されました。
クルーズコントロールに加え、トラフィックアシストも追加されたので、渋滞時のアクセルとブレーキ制御が自動化され、ドライバーはハンドル保持のみで渋滞をやり過ごせるようになりました。
トラフィックアシストは「30km以上で走行中に、ドライバーの両手がステアリングに触れている」という条件で起動できます。
0~60kmの速度域でACCをオンにすれば、自動的に加速・減速と車線維持のサポートが機能し、前の車との車間距離を一定に保つことができます。
もちろん従来から装備されている、車が車線からはみ出そうになったときにハンドル制御をしてくれる「レーンアシスト」機能も標準装備されています。
リアウィンカーにダイナミックインジケーター

ヘッドライトが従来のバイキセノンヘッドライトからLEDヘッドライトに変更されました。
それよりも大きな変更点は、リアのウィンカーが「ダイナミックターンインジケーター」へ!
一時期アウディが採用し話題になった、いわゆる流れるウィンカーってやつですね!
最近は軽自動車などにも流れるウィンカーが装着されるほど、トレンドになってきましたね。
好き嫌いはあるかもしれませんが、僕は好きです。笑
燃費は7よりも7.5のほうが悪い。その理由は?

この見出しを見たときにまず思うのが、「え?なんで新しくなったのに燃費悪くなったの?」ですよね。
それは、今回のマイナーチェンジで「実燃費に近い計測を行った」という理由です。
決して7よりも7.5の燃費が悪くなったわけではなく、測定方法を変更しリアルな実燃費を表示したということです。
確かに「カタログ燃費」と言われているJC08モードの燃費はあてになりませんよね。
ちなみに2018年からは「新しい燃費基準のWLTP」が導入され、他社国産メーカーなども同様に燃費数値が正確になっています。
前日までのご予約で試乗もできますので、今度のお休みは是非展示場まで足を運んでみませんか?
皆様のご来店を心よりお待ちしております!
九州のフォルクスワーゲン専門店での在庫台数NO1!
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